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夜が主役になる。都市型住宅の照明の楽しみ方

こんにちは!大阪市で「ワクワクできる家づくり」を手がけるWAKUWAKUハウスです♪
陽が落ちるのが早くなり、夜の時間が長くなる秋。そんな季節こそ、「照明」の力で暮らしを心地良く整えたいもの。特に都市型住宅では、限られたスペースや隣家との距離感に配慮しながら、快適な“夜の住まい”をつくる照明計画がカギになります。

「色」と「明るさ」で、夜の暮らしをデザインする
都市型住宅の照明計画では、夜の過ごし方に焦点を当てるのがポイントです。中でも注目したいのが「色温度」。オレンジがかった暖色系の光は夕暮れの自然光に近く、体内時計にもやさしく作用します。就寝前のリラックスタイムにぴったりですが、勉強や作業には不向き。そのため、ダイニングやワークスペースには蛍光灯やスポットライトを併用するなど、用途に応じた使い分けが必要です。

ベストは調光・調色。だけど現実的な選択を
理想は、明るさも色温度も調整できる調光・調色機能付きの照明です。昼間は白くクリアに、夜は温かく柔らかく。シーンごとに最適な光を演出できます。ただし、その分コストもかかるため、導入には優先順位を。空間ごとにここはリラックス重視」「ここは明るさ重視」と目的を明確にし、適材適所で選ぶことが、コストを抑えながら暮らしやすさを高めるポイントです。

都市部だからこそ、光の“出入り”に配慮を
都市型住宅では隣家との距離が近く、スリット窓や高窓など採光を工夫した設計が主流です。こうした窓にはカーテンを付けないことも多く、夜になると照明の光が外に漏れ、思わぬトラブルになるケースも。特に寝室などは照明の角度や明るさに注意を。自分たちの心地良さだけでなく、近隣へのやさしさも照明計画の一部として捉えると、都市での暮らしがより快適になります。

“夜が主役”になる秋の住まい。照明ひとつで空間の印象は大きく変わります。色・明るさ・配置を見直して、暮らしにフィットする光を選びましょう。都市部ならではの条件を踏まえつつ、機能性と心地よさを兼ね備えた照明計画で、毎日の夜時間をもっと豊かにしてみませんか?