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【家づくりセミナー第31回】親からの資産・相続について今考えるべきこと

こんにちは!大阪市で「ワクワクできる家づくり」を手がけるWAKUWAKUハウスです♪

当社では定期的に、家づくりセミナーを開催しています。
一般的な家づくりセミナーやネット上に溢れる情報とは一線を画している!と自負しており、参加していただいた方には「こんな話は初めて聞いた!」「すごく濃く興味深い内容だった」と言っていただけます♪

今回お話しするのは、資産活用・相続についてです。
親から相続する家や土地を、どう活用するか考えたことはありますか?
近年、親が所有していた家が空き家になるケースが増えています。特に問題になるのは、接道がない土地や旗竿地などで資産価値が低い場合、解体費用が家の価値よりも高くなってしまう場合です。そうなれば、相続したはずの不動産が「マイナス資産」となり、負担を背負うことにもなりかねません。

当社が問題視しているのは、多くの方が不動産に対してあまり興味を持っておらず、実家をどうするか考えることを後回しにしがちだということです。
「親が元気なうちは」と思い、相続の話題に触れるのを避けてしまうのは自然なことかもしれません。親御さんも、「私たちにはまだ先の話」と思って何の準備もしていないというケースも多いです。
しかし、その時はいつ来るかは分かりません。親が動けなくなってしまってからでは手続きも難航し、とても大変な想いをされている方がたくさんいらっしゃいます。

こうした事態を避けるためには、親世代と早めに話し合いの場を持つことが重要です。
実家の土地や家屋がどの程度の資産価値があるのか、将来的にどのように活用できるのか・どうしたいのかを事前に把握しておきましょう。
ただし不動産の知識が乏しいまま相続が進むと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することが少なくありません。
空き家を放置してしまうと、固定資産税や管理費が発生し続けるだけでなく、周辺環境にも悪影響を与えるリスクがあります。
そのため、普段から不動産について興味を持ち、知識を蓄えておくことも重要だと感じます。

こうした問題を解決するためには、子ども世代だけでなく、親世代の意識改革も不可欠です。親世代が不動産の将来についてしっかりと考え、自分の財産をどう管理し、どのように次世代へ受け継ぐかという意思を明確にすることが必要です。
親世代と子ども世代が一緒に、家族全体の財産をどのように活用するかを話し合うことで、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。

日本では新築が高騰し家を持つことができない若い世代が増えている一方で、空き家が増加し、相続された不動産が放置される問題が深刻化しています。
実家の家や土地が「負の遺産」とならないためにも、今こそ家族で意識を高め、相続について話し合ってみてはいかがでしょうか。

次回の家づくりセミナーもお楽しみに…!