かなりバタバタした家づくり
お腹に赤ちゃんがいる状態で家探しを開始!
建てたい家は二世帯住宅。しかもまずは建てる土地から探さないといけませんでした。
お客さんの希望場所はWAKUWAKUハウスも土地勘がない兵庫県川西市との事!
これからどうなってしまうんだ!?とお客さんもWAKUWAKUハウススタッフも誰にもゴールが見えない状態でのスタートでした。
土地探しは想像以上に難航
令和2年3月に土地探しがスタート。
まさに世の中が未知のウイルスと戦っている真っ最中でした。
そんな中、川西市の土地情報を集めては現地に何度も足を運び、一緒に物件も見て回りました。
数十件見て回ってもなかなかピンと来るところがない
『いい土地がなかなかありませんねぇ…』
お客さんにもWAKUWAKUハウスも少し煮詰まり感が漂っていました。
そんな時にお客さんから連絡が
『この中古住宅はどうですかね?』
最高の場所!に思えたが…
土地の大きさ、閑静な住宅街、駅近、買い物も近い、実家にも近い、
何も問題がない!ここに決めましょう!となり不動産屋さんにさっそく連絡。
この中古住宅を購入して古家を解体し夢の注文住宅に向かってみんながワクワクしていました。
不動産屋さんの営業マンのOさんもスピーディーな動きを見せてくれ契約まで一直線でした。
入居中のお家だったのですが家の中には入らずに土地を隅々までチェックし、おおむね問題なさそう。
後は解体して更地にしてから詳しく調査をすることにして、まずこの物件を押さえないといけませんので
この金額で買いますという【買付証明書】を不動産屋さんへ提出しました。
ここでまさかの返事が…
売りません!
マジかー!!みんなでひっくり返りそうになりました。
理由は、そうです。例のウイルスです。
この時、毎日テレビニュースで新規感染者の情報が流れ、高齢者は重症化しやすいという怖い情報がたくさん流れていました。
人との接触を控えてください。不要不急の外出は控えてください。の真っ最中でしたので、僕たちも悪い事をしていないのにこんなことになるのかぁ。と悩みました。お客さんはこんな時期だけど早く家が欲しい。そのためにみんなで頑張っていたさなかにオーナーから
『ワクチンもまだ打てていないし、未知のウイルスはこれからどうなるかわからない時期に人と接触したくない』
との判断をされました。
それでも買います!
ここで活躍したのがオーナーとお客さんの間に入ってくれた不動産屋さんの担当者さんのOさんでした。
この不動産屋さんの担当者さんはオーナーから直接物件を預かったわけではなく、前任の担当者から引き継いだ状態でオーナーともまだそれほど人間関係は築けていないとご本人がおっしゃっているぐらいでした。
非接触で売買を成立させます!!
この作戦を思いついたOさんは用件は電話で何時間もかけて説明をし、
記入していただく書類はポストまで届け、記入する手順をインターホン越しに現地に何度も足を運びました。
契約の時も売主と買主もそれぞれ別のタイミングで行ってくれました。
最終銀行での物件の引き渡しの時にはオーナーともご挨拶させて頂けまして、無事にお取引が完了しました。
ショックショックの連続
さぁ、思う存分家づくりをするぞー!となっていた私たちにはまだまだ試練が待っていました。
そうです、ウイルスショックによるウッドショックや半導体ショックです。
今思えば良く家を無事に建てれたなぁと思うぐらい試練の連続でした。
幸い、WAKUWAKUハウスの家づくりは国産材が中心なのでウッドショックの影響もそれほどひどいものではなく(それでもかなりの出費&工期遅れが出ました)半導体不足もそこまで深刻な状況ではないタイミングでしたので、なんとかお家を完成することが出来ました。
でもいい事もあって…
フローリングなど合板を使用する時のボンドなどの副材と呼ばれる材料費の高騰で、合板のフローリングより無垢のフローリングの方が安く手に入るという材料屋さんからの情報が!(日頃からアンテナを張っている社長はこういう情報を逃しません)
実はお客さんは木が好きで、自分たちの家具も無垢の木でそろえるぐらいの徹底ぶりでした。
WAKUWAKUハウスの社長は言うまでもなく本物の木が好きなので、せっかくなのでこれ使いませんか?
『いいんですか?!』とお客さんも快諾され、憧れの無垢材のフローリングを床に使用できることが決まりました。
間取りの工夫
2世帯住宅ということもあり、音の問題、水回りはどうするか?郵便ポストは2コ?洗濯はわけるの?などなど
入居後の生活を本当に色々想像してこの家の間取りを決めていきました。
予算を抑えるところ、逆にこだわって予算をしっかりかけて理想を叶えるところ。
メリハリをつけてこの土地での家づくりを進めていきました。
ご主人が特にこだわったポイント
2世帯なので2階が生活の中心になるので、2階でも庭で遊べる感覚のバルコニーを広く欲しいという事。
最終的にWAKUWAKUハウスの提案でコの字型に凹んだところにバルコニーを設置することで、バルコニーをLDKとホール、スタディコーナーで挟むようにして2Fのどの場所に居ても家の隅々が見渡せるような設計にしました。
かといって外部からは覗かれない配慮も必要なので家の中からの見え方、外からの見え方にも気を付けてセカンドリビングの機能を兼ね備えた素敵なバルコニーが出来上がりました。入居したあとの夏はココで娘さんとプールが待ち遠しいご様子でした。
奥さんがこだわったポイント
やはり水回り動線はかなりこだわりました。特にキッチンの形。
フルフラットにするのか?少し壁を立ち上げる対面式で手元を隠すのか?
最終的に決まったのはコンロ前のみ隠す壁を設置する、ちょっと特殊な袖壁付きのフラット対面でした。
この形にするとコンロ前の油跳ねは防げるし、ダイニング側に結構な収納を設けることが出来るんです。
この形はおそらくメチャクチャ使いやすそうです。(WAKUWAKUの女子スタッフも大絶賛!)
冷蔵庫の位置もこだわりました。
家族も使う頻度が高い冷蔵庫を対面式キッチンの奥に設置してしまうと、
『あ、ゴメン。』と言いながら動線がクロスしてしまい、料理中や汁物や飲み物を運ぶときに接触してしまう恐れがあります。(あるあるポイント)
それを回避するために冷蔵をキッチンの外?に出しました。しかも開け閉めすると冷蔵庫の中身がダイニングから丸見えにならないように横向きに!
これは料理をする時や飲み物を取る時にも動線が最短なので家族みんながうれしい。(WAKUWAKUの女子スタッフも大絶賛!)
対面キッチンの通路の幅も通常より広くとったので、奥さん大満足のキッチンになりました。
食器棚の背面のクロスのアクセントカラーの色やパントリー収納を扉無しの形にするなど、
随所にWAKUWAKUハウスのコーディネーターのご提案にも満足して頂きました。
他にも色んなポイントが盛りだくさんなのですが、お客さんの笑顔の写真や、写真に収めた色々な工夫からお客さんの満足度を読み取って頂けると幸いです。