住宅ローンの「ボーナス払い」＆「繰上げ返済」はしない方が得!?

こんにちは！大阪市で「ワクワクできる家づくり」を手がけるWAKUWAKUハウスです♪

「住宅ローンは借金だから、できるだけ早く返した方がいい」
「ボーナス払いを取り入れて、毎月の返済額は少なく抑えたほうが得」
⋯実はその考え、間違っているかもしれません！

まず、ボーナス払いについて。
たとえば年間120万円の返済だとすると、通常毎月10万円の返済ですが、ボーナス払いを取り入れることでボーナス月は20万円、他の月は8万円になります。このほうが毎月の支払い額を抑えられるので家計がラク、貯金しやすい、と感じる方も多いようです。
しかし実は月２万円の返済額をボーナス時に繰り下げていることになるため、微々たる額ではありますが、その分の利息がついているんです！ボーナス払いを取り入れることで、得をしているように感じるかもしれませんが、実はちょっとだけ損をしていることになります⋯。そしてボーナス額は、社会情勢や景気によって今度どうなるか分かりません。ですので、そこに頼る返済プランは正直危険だと感じます。

そして繰上げ返済については、もちろん家計に余裕のある方は早く返してしまったほうが良いのですが、住宅ローンには「団体信用生命保険」（以下、団信）という保険がついています。この団信は素晴らしい制度で、返済中に契約者さんに万が一のことがあった場合、残債が0となります。返済する必要がなくなるのです。最近では亡くなった場合だけでなく、がんなどの疾病を患った場合でも適用される保険もあります。ローンを早く完済すると保険は消滅し、払ったお金は返ってきません。完済した後に万が一のことがあった場合、手元のお金はなくなっている⋯ということになると、とても危険なのです。ですので、無理をして繰上げ返済をして、貯金を減らしてしまう、貯金が全くできない、という事態になるのはおすすめしません。

家はいちばん大きな買い物ではありますが、お子さまの教育や親の介護など、人生でお金がかかってくるシーンはたくさんあります。それらをトータルで考え、長期的にみて無理のない返済をしていくのが大切です。返済に追われ、貯金が減ってしまったり、普段の生活に余裕がなくなってしまったりするのでは、せっかくのマイホームが生活を圧迫することになります。ローンと仲良く付き合っていけるような、資金計画・返済計画を立てましょう！